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テレワーク

time2020.05.13
テレワーク

緊急事態宣言が発令されて、弊社も全社完全テレワークに移行しました。準備作業は以下の通りで、意外に少ないと思いました。

・ホームページへの掲載、お客様への連絡
・ボイスワープの申し込み、電話受付代行会社との契約
・事務所内清掃業者、玄関マットの業者へ事務所閉鎖の連絡

業務に支障が出ないか頭の中で考えましたが、思いつく範囲で問題は見当りませんでした。元々お客様との打合せはテレカンが多かったですし、社内のコミュニケーションもSlackが多かったのです。また、業務システムやグループウェアもクラウドサービスを使っています。そして、エンジニアも事務方も業務端末は全員ノートPCですし、全員、自宅にインターネット環境があります。とは言え、初めての全社完全テレワークだったので、多少の不安はありましたが、1ヶ月以上経過した現時点で、全く問題は起きていません。郵便物だけはどうにもならず、定期的に回収に行っています。

お客様を見ていても、テレワーク率を上げる為に業務フローを見直したり、ICT環境を整えるのに時間がかかったり、色々と苦労されています。弊社の場合、ほとんど準備なしで全社完全テレワークに移行できたので、今回の事で我々の業界がテレワークに向いている事を実感しました。

テレワーク移行後の作業効率ですが、上がっているかはわかりませんが、下がってはいません。我々の仕事は、各人が日々達成しなければならない目標が明確なので、成果を測りやすいのですが、従前通りのペースで成果があがっています。特にテレワーク用の管理はしておらず、Slackで、おはようございます、お先に失礼します、と言うのが唯一のルールです。但し、経験が浅い若手には日報を出させています。また、コミュニケーションを維持する為、Slackに雑談用のチャンネルを設けています。

支障がないなら、このままずっとテレワークでもいいのではないか、と言う考えもありますが、長期間となるとそれなりに準備が必要になるかと思います。労働基準法上は在宅勤務でも適正な時間把握を求められますし、在宅勤務のルールを就業規則などに明記し、社員をしっかりとマネージする必要があります。また、同じ事務所内で一緒に働いている事で自然に耳に入っていた情報が得られなく事も長期的には弊害をもたらす事が予想できるので、それを補う為の工夫も必要になってきます。コロナの第2波、第3波もあり得ますし、長期間になっても支障が出ない仕組み作りを進めなければと考えています。

石躍

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