社長ブログ
ラボ型開発

ラボ型開発に行きついた経緯

time2020.04.15
ラボ型開発に行きついた経緯

創業以来、弊社は請負によるシステム開発を生業にしてきました。SESはやった事がなく、請負一本でやってきました。しかし、現在はラボ型開発に注力しており、売上比率で言うと、ラボ型開発が80%、請負が20%と言ったところでしょうか。ラボ型と言うと一般的にはオフショアですが、当社のラボ型は国内の請負の技術者が開発を担当します。(以下、国内ラボ型開発と言います)請負から始まって、国内ラボ型開発に行きついた経緯をお話しします。

設立当時はインターネットサービスを構築できるベンダが少なく、次から次へと仕事が舞い込む状況でした。BtoCサービスはUI/UXが重要なので、ウォーターフォールで開発する訳にもいきません。ある程度できたところでブラッシュアップ期間を設け、仕様変更にも柔軟に対応していきます。この開発手法を業務システムに適用したら、より良いものができると考えるようになりました。

そして、2015年頃、IoTプラットフォームのプロジェクトで、初めてラボ契約を結びました。クライアント側の希望でした。POC(概念実証)の仕事なので、試行錯誤が繰り返されるため、請負と言う訳にも行かなかったからです。実際に国内ラボ型開発をやってみると、クライアント、ベンダ、双方にとっていい事が多く、他のクライアントにも薦めるようになりました。

他のクライアントも、実際にやってみると「ラボ型いいね」と仰って下さるので、今後は国内ラボ型開発を売りにして行こうと考えるようになりました。しかし、国内ラボ型開発は、請負契約の月々払いのように見える面もあるので、新規のクラインアトには薦めにくいものです。現時点では、既に信頼関係が構築されている既存のクライアントとだけラボ型で契約をしています。契約書も、従来からある、請負契約や準委任契約のものを使ってきました。契約書に書かれていないグレーな部分に関しては、信頼関係で埋め合わせている状況です。新規のクライアントにも安心して国内ラボ型開発を導入してもらう為には、請負契約でも、準委任契約でもない、ラボ型専用のちゃんとした契約書を作る必要があると考え、実際に作ったのですが、この件については、後日、お話しします。

弊社が初めて国内ラボ型開発に取組んだのは、前述の通り、2015年頃ですが、最近、同様の取組みをされているベンダが増えてきたように思います。有名どころで言うと、納品のない受託開発のソニックガーデンさんがあります。昔からうっすらとお付き合いがある、アイエンターさんもi-Laboと言うサービス名でラボ型に注力されています。そして、「国内 ラボ型開発」の検索結果も、ここ半年の間に増えているように思います。ラボ型開発と言うと、一般的にはオフショアをイメージされる方が多いのが現状です。当社と同様の取組みをされるベンダが増えると、市場の啓蒙につながるので、喜ばしい事だと考えています。また、ベンダが増えていると言う事は、市場も拡大傾向にあるのかなと期待しています。

石躍

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